梅田 脳・脊髄・神経クリニック

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脳卒中後遺症

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当院では脳卒中後遺症として、診断困難な高次脳機能障害の診断を専門的に行い、日常生活や社会生活でのアドバイスを行っています。(中川原院長/安井医師 外来)

脳卒中後遺症とは?

脳卒中後遺症とは?

脳卒中では脳の血管が詰まる・破れることで脳に障害が起こります。脳の血管が詰まると「脳梗塞」、脳の細い血管が破れる「脳出血」、脳の太い血管分岐部にできたコブ(動脈瘤)が破裂する「クモ膜下出血」と3種類に分類されている病気の総称です。
一度破壊された脳細胞は再生ないので、脳卒中で生じた神経症状は脳卒中後遺症として残ることが多くなります。手足の片麻痺などの運動障害や上手く喋れなくなる言語障害、物を飲み込みにくくなる嚥下障害などがあります。

脳卒中後遺症の症状

  • 上手く話ができない
  • 話が理解できない
  • 言葉が思い出せない
  • 身体の左右どちらかが動かせない
  • 意思とは別に身体が動いてしまう
  • 身体のバランスが取れない
  • 感覚が鈍い、痺れる
  • 視野が狭い
  • 視力低下
  • 尿意を感じにくい、頻尿
  • 物を上手く呑み込めない
  • 憂鬱な気分になる

など

脳卒中では、後遺症として神経障害の他、意欲低下や情動障害といった感情障害、大脳 の高次脳機能障害の症状が現れることがあります。破壊された脳の部位によって現れる症状は異なりますが、日常生活に支障を来たすものが少なくありません。

脳卒中後遺症の主な原因

脳の血管が詰まったり破れたりして血管が障害されると「脳虚血」という状態となり、脳細胞に酸素やエネルギーを供給できなくなるため損傷・壊死してしまいます。1度壊死した脳細胞は回復しないため、脳卒中が起きた部位によって後遺症が残ります。また出血で破壊された脳細胞も同様に回復しません。
脳のどの部位・どの血管に障害が起きたかにより、後遺症の内容は異なります。

・前頭葉の障害…感情制御・記銘力・思考力・発語・身体運動
・頭頂葉の障害…感覚・失行・失認
・後頭葉の障害…言語理解・物を見る
・側頭葉の障害…話を聞く
・小脳の障害…身体のバランスをとる

以上のように、脳が障害された部位によって症状が異なります。
また、障害された血管によっても、脳を栄養する場所の違いから症状に違いがあります。

・前大脳動脈…下肢の運動麻痺や無動性無言症・発語障害
・中大動脈脈…顔面や上肢の強い運動麻痺、左側の障害では失語症
・後大脳動脈…障害と反対側の半盲・感覚麻痺、記憶障害、脳底動脈、意識障害、四肢麻痺、複視
・椎骨動脈…小脳性失調(ふらつき、ろれつが回らない、吐き気)顔面や反対側の身体感覚障害
・眼動脈…視野障害、一過性黒内障(突然片目が見えなくなって回復する、重症脳梗塞の前兆)

障害された神経症状の診察

まずは、脳神経外科専門医による、それまでの病歴の確認(問診/他医からの情報提供書)、神経学的診察を行い、神経後遺症状の的確な診断です。障害された部位を調べる検査

そしてMRIによって、慢性期となった脳と脳血管(MRA)の状態を評価し、神経後遺症が画像所見の部位、範囲との関連を調べます。脳血流検査が必要な場合はMRIによる脳血流検査(ASL)を追加し行い、さらに脳血流低下と障害された部位との関連を調べます。

後遺症の影響を評価する検査

脳卒中後遺症では、症状とその程度を診断して、日常生活や仕事での留意点の指導や、効果的なリハビリが行えるようにします。脳卒中の評価において主要なものとされている項目をご紹介します。

SIAS(サイアス)

脳卒中により引き起こされる身体機能への影響を評価します。

・麻痺側運動機能
・非麻痺側機能
・関節可動域
・体幹機能
・筋緊張
・感覚機能
・視空間認知
・言語機能
・疼痛
など

後遺症の症状の進行や、経過を見据えた将来の予測、リハビリを実施した際の成果を評価するのに大切です。

FMA(Fugl-Meyer assessment)

多岐に渡る機能を総合的に評価します。

・上肢・下肢の運動機能
・関節可動域
・感覚
・バランス能力
・疼痛
など

脳卒中後遺症の治療方法

自分で行うトレーニングを含めたリハビリによる機能の改善・維持・低下予防に加え、症状を緩和するために対症療法が行われます。

リハビリ

麻痺が残った場合、筋肉や関節が動くようにリハビリを行います。麻痺が発症してから約半年ほどで改善がストップして現状維持の状態になると言われていましたが、現在は電気刺激や手術、注射などでそれ以降の改善も期待できるようになりました。
新しい治療方法が登場しても、大切なのは日常生活で行える毎日少しずつのリハビリです。

内服治療

緊張している筋肉を緩める働きのある薬を内服することがあります。
また、疼痛や麻痺側の筋緊張の痛み、関節の痛みなどがある場合、原因に応じて痛み止めを内服します。

その他の治療

・固縮による筋緊張を起こしている部位の働きを抑えるボツリヌストキシンを注射するボツリヌス療法
・筋緊張させている神経の切断や神経の太さを縮める手術
・体内にカテーテルを入れて脊髄周辺に薬を直接投与するバクロフェン髄注療法
など

症状に合わせてリハビリと組み合わせて治療を行うことがあります。

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